半世紀以上も前に生まれた、時計の本質を追求する「グランドセイコースタイル」
「グランドセイコースタイル」とは、精度の最高峰を目指して誕生したグランドセイコーに、高級腕時計に相応しい外観を与えるべく考案されたデザイン文法です。燦然と輝く腕時計を生み出すグランドセイコースタイルは、1967年に発表した「44GS」にて確立されました。
その根底にあるのは日本の美意識です。鏡面が放つ光と、立体的な造形が落とす影を操作して、美を創出するスタイルは、歪みのない平滑で美しい面に磨き上げる「ザラツ研磨」をはじめとする高度な匠の技により実現しています。
燦然と輝くグランドセイコースタイルに、革新的な素材を用いたレギュラーモデルSLGH013
グランドセイコーのレギュラーモデルとして初めて、ケースのみならずブレスレットにも世界最高レベルの耐食性を備えた「エバーブリリアントスチール」(※1)を採用しました。白く美しい先進素材が、2020年に誕生した次代を担う革新的なメカニカルムーブメント「キャリバー9SA5」に調和し、55周年を迎えた「44GS」デザインを美しく引き立てます。
SLGH013のダイヤルは、グランドセイコーの機械式モデルを製造する「グランドセイコースタジオ 雫石」から望む、雄大な岩手山から着想を得て生まれました。
古くから岩手山に訪れる春の雪解けが、人々に新たな季節の始まりを告げます。
SLGH013の繊細な型打ち模様の陰影と、シルバーに近い淡いブルーの色調は、岩手山に訪れる春の雪解けを表現し、光の角度により表情が幾重にも変化します。エバーブリリアントスチールの白く輝くケースと調和する美しいモデルです。
(※1)この素材は、一般的な高級腕時計に使用されているステンレススチールの1.7倍のPREN(Pitting Resistance Equivalent Number:孔食指数)値を有しています。PRENは、金属の腐食耐性の評価に広く用いられている指標です。
メカニカルハイビートムーブメント「キャリバー9SA5」
SLGH013には、メカニカルハイビートムーブメント、キャリバー9SA5が搭載されています。
キャリバー9SA5は、高い伝達効率を備えた脱進機やツインバレルを採用することにより、毎時36,000振動のハイビートでありながら最大巻上時には約80時間を達成するとともに、独自の水平輪列構造によって薄型化を実現しています。
この革新的なムーブメントは、雄大な岩手山を望む「グランドセイコースタジオ 雫石」で、経験豊富な匠の技によって生み出されています。