10振動の手巻メカニカルムーブメント
「キャリバー9SA4」搭載モデル他、登場

< エボリューション9 コレクション >より、約50年ぶりに生み出した10振動の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載した限定モデルとレギュラーモデルを各1種発売いたします。


そして< スポーツコレクション >より、スプリングドライブムーブメント「キャリバー9R」の誕生20周年を記念した限定モデルを発売いたします。




< エボリューション9 コレクション >「キャリバー9SA4」搭載モデル

限定モデルの希望小売価格は6,050,000円(税込)で、全世界80本の数量限定です。

レギュラーモデルの希望小売価格は1,452,000円(税込)です。

8月9日(金)発売予定。



< スポーツコレクション >キャリバー9R誕生20周年記念モデル

希望小売価格は1,837,000円(税込)で、全世界700本の数量限定です。

7月6日(土)発売予定。


いずれもグランドセイコーブティックオンラインにて4月10日(水)より予約受付開始いたします。

≪ 商品特徴 ≫

エボリューション9コレクション

毎秒10振動と最大80時間のパワーリザーブを備え、
心地よい巻き心地を究めた新しい手巻ムーブメント

本作に搭載される新キャリバーは、2020年に発表した革新的な自動巻ムーブメント「キャリバー9SA5」をベースに、毎日、共に時を刻む究極の手巻ムーブメントを目指して生み出された「キャリバー9SA4」です。安定した精度につながる毎秒10振動という高い振動数と、最大80時間もの長い持続時間を実現しており、「キャリバー9SA5」から受け継いでいる点として、


・動力ぜんまいからの動力を極めて効率よく調速機構に伝える「デュアルインパルス脱進機(※1)」


・安定した精度を長期にわたって持続するのに適した「グランドセイコーフリースプラング(※2)」


・「てんぷ」の振り角が変化しても、精度に変化が及びにくい「巻き上げひげ」


・2つの動力ぜんまいを備えた「ツインバレル」


などが挙げられます。


そして、巻き上げ時の心地よい感触や音を実現するとともに、手巻機構の部品の動きを鑑賞することができる手巻ムーブメントとするために、「キャリバー9SA5」をベースとしながらも、「キャリバー9SA4」の構成部品の約40%を新たに設計しています。


本作は、エボリューション9 コレクションならではのデザイン文法である「エボリューション9スタイル」に則ったドレスウオッチとして、インデックスやベゼル、ラグの幅をすっきりと細くするなどデザインを一新し、洗練された手巻ドレスウオッチにふさわしい繊細で優美なモデルに仕上げました。


ケースの厚さは、9.95mmという薄型に仕上げ、その中でエボリューション9 コレクションならではの快適な装着性を実現するため、重心を低くしています。

限定モデルは、ケースや中留に華やかな18Kピンクゴールドを採用。レギュラーモデルと同様に、ダイヤルは美しい白樺の樹皮を思わせる型打ちパターンを施し、6時位置には、インデックスにも金無垢を使用していることを示すSDマーク(Special Dial マーク)を配置しました

「エボリューション9スタイル」を反映したケースや時分針、細長いインデックスはすべて、エレガントなデザインに一新されています。

レギュラーモデルのケースの素材には、グランドセイコー独自の素材である「ブリリアントハードチタン」を採用しました。通常のチタンよりも白くて美しい素材であり、熟練の研磨師が「ザラツ研磨(※3)」を駆使して磨き上げることによって、グランドセイコーのドレスウオッチにふさわしい上質な輝きを放ちます。また、ブリリアントハードチタンは、通常のチタンと同様の軽さを持ちながら、標準的なステンレススチールよりも約2倍硬く、傷がつきにくい先進的な素材です。

「グランドセイコースタジオ 雫石」と同じ岩手県にある平庭高原には、約400ヘクタールという広大な面積に、荘厳な白樺林が自生しています。本作のダイヤルは、明るい場所に向かってすらりと伸びる白樺の、凹凸が不規則に連なる樹皮の美しさを、精緻な型打模様で表現しました。

 

スポーツコレクション

新たな技法でダイヤルに夏の穂高連峰の
朝のひと時を映した限定モデルが登場

スプリングドライブムーブメント「キャリバー9R」の誕生20周年を迎えた記念すべき2024年に、製造地の信州にある穂高連峰の鮮やかな夏の朝焼けをダイヤルに宿した、スプリングドライブクロノグラフGMTムーブメント搭載の限定モデルを発表いたします。

グランドセイコーのシンボルである「獅子」の持つ威厳や気高さを表現した屈強なスポーツウオッチに、新たな技法で時の移ろいを表現したダイヤルを採り入れたことが、今回の限定モデルならではの特徴です。

移ろう時とともに、自然の中の光や影、色彩が繊細に変化していくさまを敏感に感じ取り慈しむ感性は、日本独特の美意識の源です。グランドセイコーは、その繊細な時の移ろいを表現するべく、「光学多層コーティング」という、ダイヤルを加工する新たな技法を生み出しました。

色彩が変化するダイヤルは、特許を取得した新しい技法「光学多層コーティング」によって実現しました。「光学多層コーティング」は、従来の塗装による着色とは異なり、PVD(※4)によって幾重にも重ねた薄膜の効果で、繊細な型打ち模様を際立たせながら、光の当たる角度で色彩を変化させる技法です。

本作に搭載した「キャリバー9R96」は、標準仕様の「キャリバー9R86」をさらに高精度にしたムーブメントです。「キャリバー9R86」が平均月差±15秒(日差±1秒相当)であるのに対し、「キャリバー9R96」は平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)の精度を実現しています。特別精度の証として、回転錘に18Kイエローゴールド製の「獅子の紋章」があしらわれ、シースルー仕様の裏ぶたからご覧いただけます。

 

(※1)デュアルインパルス脱進機

がんぎ車から直接てんぷに力を伝える「直接衝撃」と従来の「間接衝撃」を組み合わせることで、動力ぜんまいの力をより高い効率で、てんぷに伝達できる独自機構です。

(※2)グランドセイコーフリースプラング

精度の調整には緩急針のない「フリースプラング」方式を採用しました。てん輪の側面にある4つのちらねじを回し、てん輪の慣性モーメントを調節することによって、その進み・遅れの調整を行います。緩急針のないこの構造によって、ひげぜんまいの耐久性が向上し、より高い精度を長期間、安定的に維持することができます。

(※3)ザラツ研磨

円形の定盤を回転させ、そこにケースを押し当てて面をならし、歪みのない平面を生み出すための下地処理技術です。

(※4)PVD

Physical Vapor Depositionの略称。高温状態の真空装置で金属をイオン化して蒸着させる乾式めっきの一種。



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